トレチノインとハイドロキノンの違い

トレチノインはピーリング効果のある薬?

トレチノインは、肌の黒ずみやシミなどを消す事ができる、美白効果ある薬です。ビタミンA誘導体の一種であるトレチノインには、肌のターンオーバーを促進させ、肌細胞の奥に残ってしまったメラニン色素の排出を促します。また、長期間にわたって使用を続ける事で、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促進させて、潤いのある肌にさせるという効果もあります。
トレチノインを使用していると、肌の表面がぽろぽろと剥けてきます。まるで、ピーリングを行った時のような肌の状態になるので、トレチノインとピーリングは同じ作用があると考える人がいるかもしれません。しかし、この2つは肌に与える効果が異なっています。
トレチノインを使用して皮が剥けるのは、ターンオーバーの促進によるものです。肌の内側からどんどん新しい肌細胞を生成していくため、古い角質が外へ押しやられていきます。これが、剥けてくる皮の正体です。新しい細胞が次々に生まれてくるため、肌の内側から健康な肌を作っていきます。
一方、ピーリングは薬剤の力で肌表面の古い角質を溶かす方法です。この時、すぐに剥がれる事の無かった古い細胞を取り去るため、一時的に肌が傷ついた状態になります。これが、ピーリングで皮が剥ける原因です。その後、肌を復活させるために肌細胞が活発化して、新しい細胞の生成を促します。
このように、トレチノインは、肌の表面に作用する通常のピーリングとは違い、肌の内側に働きかけることで、古い角質を落とす事ができるピーリングであるといえます。トレチノインはメラニンの排出に高い効果がありますが、薬の効果が強いため、使い方に注意しなければなりません。医師の指示を守って使用しましょう。